2015年7月5日（日）ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団の公演では、直前の練習を所沢ミューズのメンバーズ倶楽部、市内の青少年に開放する「公開リハーサル」を実施しました。

アジア・ツアーの演奏の仕上がりが非常に良かったため、指揮者のザンデルリンク氏は楽団員の気力と体力を考慮してリハーサルの開始時間を急遽遅らせる決定。見学にいらした聴衆のみなさんには、しばしお待ちいただくことになってしまいましたが、ドレスデン・フィルのエクゼクティブ・プロデューサーであるマルティン・ビューロー氏よりご挨拶があり、ブラームスやドヴォルジャークと共演を重ねてきた楽団の栄光の歴史が紹介されました。

首席指揮者ザンデルリンク氏の指揮によるリハーサルは３０分強と短い時間ながら、ブラームスの交響曲第１番を中心に、作品の核となる楽節やテンポ設定を入念に確認。所沢ミューズのアークホールの音響にあわせた的確なハーモニーを聴かせました。来場の方には、名門オーケストラと名指揮者による緊張感あふれる音づくりの現場をお楽しみいただきました。