インタビュー
ザ・ニュースペーパー【2021年11月21日 公演】
政治、経済、芸能、スポーツなど様々な社会現象を、タブーを恐れずに笑いに変える
社会風刺コント集団「ザ・ニュースペーパー」が4年ぶりに所沢ミューズに帰ってくる!
ネタ作りの秘話や、新型コロナで先が見えない今、彼らが“想うこと”を演出の寺田純子とメンバーに聞いた。
ザ・ニュースペーパー結成 演出・寺田:「ザ・ニュースペーパー」は1988年11月、新宿の地下の小さなシアターで生まれました。昭和天皇ご重篤のため、世間は歌舞音曲自粛ムードで芸人たちは仕事が激減し、仕事がないなら自分たちで作ってしまえと、それまで時々一緒にジョイントでライブをやっていたコントグループ3つが集まって始めたのがきっかけです。自主ライブでテーマを決めるのが一苦労だったので、日々起こる「ニュース」をテーマにすればネタ元に事欠かないのでは、というかなり安易な気持ちで始めたのですが、これほど日々変わるニュースに対応することが大変だとは思ってもいませんでした。
ネタづくりへの想い・こだわり 寺田:ニュースは新鮮さが命、せっかく作ったネタも次々と捨てていかなければなりません。この「今を生きるコント集団」というコンセプトでひたすらライブにこだわって続けてきました。新型コロナウイルスでエンターテインメントは直撃され大変ですが、これからも「今」を大切に、お客様と一緒に作る時間・空間を大切に、ライブにこだわっていきたいと思っております。
とらんぷ(松下)
世の中の流れや価値観の変化に合わせて基準も変わってきているような気がします。その時その時にお客様が求めるであろうモノを予測して提供していると思います。
アベ前総理(福本)
ネタを作る際は、大きく報じられているニュースを優先的にネタにします。今、気になるニュースは、東京五輪と新型コロナ、そしてリニューアルした「西武園ゆうえんち」です。
いかがわじゅんじ(浜田)
大変なことは、当日に突然ニュースが入ってきてネタを変えなければいけなかったときや、人の生死に関わること、災害や悲惨な事件などをネタにするときですね。
モノマネの極意
スガ総理(山本)
シンジロウ(石板)
“笑いこそ一番のワクチン”
福本:ストレス発散、免疫力アップ、病気平癒…、笑いこそ、一番のワクチンだと思います。公演ができることがどんなに幸せなことか、改めて感じています。ピンチはチャンスです。日々、一歩…半歩でも前に進みます。
浜田:笑うことは免疫力UP・ストレス解消で体に良いと言われますね。しかし、ネタを作っているほうは、疲労やストレスを思いっきり溜め込んでいます…。しかし、本番でいっぱい笑ってもらえたときにその疲労もストレスも全て吹っ飛びますね。ステージ上では思いっきり楽しんで演じています。
所沢公演に向けて
松下:まずはコロナ禍で開催を決定していただいた所沢(会館)には感謝いたします。しっかりと対策を講じてお客様をお迎えいたします。さまざまな不安や憤りのあるご時世ですが、溜まったストレスを吹っ飛ばす笑いをお届けします。
山本:今、日本に漂う閉塞感、こんなイヤな時代を笑い飛ばしたいです。しかもメンバーには埼玉出身の浜田太一もいますので。
浜田:4年ぶりの所沢公演。オリンピックみたいですね。兎に角、無観客にならないように地元の同級生に声かけます。所沢公演!お笑いビ〜ム全開で参ります!
福本:ニセ首相など政治家が登場しますので、清き一票ではなく、一拍手、一笑いをお願い致します。ぜひ、新聞を読んで、ニュースを見て、予習をしてからお越し下さいませ。
【2021年11月21日 公演】